Bリーグ規約、『選手契約および登録に関する規程』を読んでみる [コラム]
前回、選手の契約についての流れを見てみた。契約更新や移籍などに関する、運営側とチーム側の流れだ。
⇒http://wvouen.blog.so-net.ne.jp/2017-05-10-1
それに合わせて、いろいろ規約ページを覗いてみる。
Bリーグ規約、レギュレーション、そんなの読まなくてもBリーグを楽しめる。
ただ読んでみるのも面白いかもしれない。よりBリーグに理解が深まって、新しい楽しみが1つ増えるかもしれない。
特に今の時期は、シーズン終了して、来シーズンの選手契約あれこれの時期なので、タイミングとしてはちょうどいい。
Bリーグの楽しさはバスケの試合だけじゃない。もちろんメインはそれであるべきだが。
特に、観客動員数に注目している私はそうだ。
数字の楽しさの他にも、スタッツの楽しさ、運営会社の黒字の楽しさ、人それぞれいろいろあると思う。
だから読んでみる。噛み砕いてみる。
『選手契約および登録に関する規程 第1節 総則』
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選手にはアマ・プロの2つの区分に分かれるが、3種類の契約があるようだ。
規約の、第3条~第5条あたり。
① アマチュア選手
② プロ選手
③ 新人選手
① アマチュア選手
アマ選手とは、報酬・利益を目的とすることなくプレーする者。
交通費や食費など、クラブが必要と認めた、試合に関係する経費以外を受け取ってはならない。
他で働きながらもバスケ選手として試合をしたい(いわゆる企業バスケ、実業団)、プロ選手を目指してプレーしているがまだチームからのオファーが来ていない場合、あくまで趣味の延長でバスケ選手として関わりたい、などだろうか。
② プロ選手
バスケットボール選手として活動して、その対価(報酬・ギャランティー)を得る者。
プロ野球やサッカー選手と同じ条件。いわゆるプロ選手だ。
練習、トレーニング、試合などオンコートはもちろん、チームや地域のための広報活動などのオフコートも、バスケ選手としての立派な仕事だ。
『ここでの「バスケットボール選手としての活動」とは、プレーヤーとして試合に出場し、そのためにトレーニングを行い、付随して広報活動、ファンサービス、社会貢献活動を行うものを指す。』
③ 新人選手
国内リーグに在籍経験がなく、初めてBリーグに登録された選手。
学生卒業でプロ、フリーからプロ、などが考えられる。
海外リーグで登録して活動していた、アマチュア選手としてBリーグ以外のリーグで登録してプレイしていた、も考えられるので、必ずしも若い年齢ではないという認識で合っているのだろうか。
『B1およびB2リーグ戦の1シーズンの出場試合数が当該選手の所属するチームの行った試合の半分以下の場合、当該シーズンの翌シーズンも新人選手として扱う』
学生から登録して、今シーズン出場30試合未満の選手は、来年2017-18シーズンは新人選手という感じだろうか。
新人選手は第三者・素人の視点から見てもわかりやすい。見たことない新しく入ってきた選手だから。
今のところ、大学生でBリーグ入り、くらいのパターンしかないから。
ただ、Bリーグのどの選手がプロ、アマかは判別がつかない。
私が知る限り特に公表されていないし、プロだと思っていたら実はアマ、ということは多々あるかもしれない。その逆はないと思うが。
B1のチームは2名までのアマ選手はOK、B2のチームは5名以上プロ選手がいればOK、確かそういう規約を見た記憶があるので、B2のチームは全員プロ選手かもしれないし、実はプロ選手は5人だけというパターンもあるかもしれない。
この選手はプロなのか、アマなのか、くらいは公表してほしい。それによって選手の見方も変わるから。
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選手の報酬・ギャランティは、規約に明記されている。
いわゆるプロ選手の年俸だ。
下限しか書いていないが、プロの世界なので上限は無限だ。
日本でトップのプロリーグである野球とサッカーにはおそらく追いついていないと思うが、恵まれた才能と努力の上に一部の人しかなれない世界なので、プロが沢山稼げる業界になればいいなと思う。
特にスポーツのプロの年俸は、その選手の価値・評価であるので、自分という人間に高い価値・評価を見出してくれるチームやリーグに行くのが自然の流れなので、高い年俸を提示してチームに引っ張って来るのは悪いことじゃないし、高い年俸を提示されたのでそのチームに行くというのはごく自然なこと。
① B1の最低年俸は300万円、新人選手は上限460万円
② B2の最低年俸は240万円、新人選手は上限460万円
と記載されている。あくまで最低年俸なので繰り返すが上限は無限だ。
もちろん一括支払いじゃなくて、契約月に分けての支払だと思う。会社員の年俸と一緒。
これに加えてインセンティブ(歩合給)。
① 出場給 ~5万円/試合
② 勝利給 ~8万円/試合
上限しかかかれていないので、チームによっては0円の場合だってあるかもしれない。
出場給のプレイタイムは記載されていない。
ロスターに入れば試合に出なくとも出場扱いなのか、コートに出れば出場扱いなのか、〇分以上コートに出れば出場扱いなのかはわからない。
それに対して、勝利給はわかりやすい。勝てばいいから。サッカーと違ってバスケには引き分けはないから。
選手の立場にたってみれば、出場給も勝利給も上限いっぱいまで出してくれるチームが望ましい。
ただしそういうチームはトップチームの一部だと思う。
トップチームの一部に入ったとしても、そういう強いチームの中で出場できるかはわからない。
長い目で考えれば、試合には出れないが待遇がいいチームよりは、試合に出れるチームに入った方が選手としてのやりがいや楽しさも大きいかもしれないから。
自分の1つのプレーで会場がドッと沸く、自分の1つのシュートで何千人の歓声があがる、プロスポーツ選手でしか味わえないやりがいだから。
試合に出場かつ勝利して上限13万円。
多いと感じるか少ないと感じるか、どちらだろうか。
選手は勝つためにプレイしてほしいので、勝利給の上限をもっと高くしてみてはどうだろう。
たとえば出場給を0円、勝利給が1億円なら、チームや選手は勝つために必死になる。自分のスタッツなんかもうどうでもいい。チームが勝てばいい。点差が開いても勝ちを目指す理由としては十分。チームが勝ちたいし勝てばうれしい。
観客も、チームが一丸となって必死に勝ちを目指している姿を見て一緒に勝ちを目指して楽しめる。
反対に、出場給を1億円、勝利給は0円にした場合は、選手としては何が何でも試合に出てプレイしたい。
試合の勝ち負けはどうでもいいので、とにかく自分は出場したいとなる。チームの勝ち負けは二の次だ。
こっちのパターンはまずい。
観客は基本、勝ちを見に来ているので、選手の出場すれば満足の気持ちが見えてしまうと熱が冷める。
そう考えると、勝利給を厚くすること前提で、バランスも大切だ。
そんなこんなで規約を読んで、あれこれ勝手に考えてみた次第だ。
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⇒http://wvouen.blog.so-net.ne.jp/2017-05-10-1
それに合わせて、いろいろ規約ページを覗いてみる。
Bリーグ規約、レギュレーション、そんなの読まなくてもBリーグを楽しめる。
ただ読んでみるのも面白いかもしれない。よりBリーグに理解が深まって、新しい楽しみが1つ増えるかもしれない。
特に今の時期は、シーズン終了して、来シーズンの選手契約あれこれの時期なので、タイミングとしてはちょうどいい。
Bリーグの楽しさはバスケの試合だけじゃない。もちろんメインはそれであるべきだが。
特に、観客動員数に注目している私はそうだ。
数字の楽しさの他にも、スタッツの楽しさ、運営会社の黒字の楽しさ、人それぞれいろいろあると思う。
だから読んでみる。噛み砕いてみる。
『選手契約および登録に関する規程 第1節 総則』
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選手にはアマ・プロの2つの区分に分かれるが、3種類の契約があるようだ。
規約の、第3条~第5条あたり。
① アマチュア選手
② プロ選手
③ 新人選手
① アマチュア選手
アマ選手とは、報酬・利益を目的とすることなくプレーする者。
交通費や食費など、クラブが必要と認めた、試合に関係する経費以外を受け取ってはならない。
他で働きながらもバスケ選手として試合をしたい(いわゆる企業バスケ、実業団)、プロ選手を目指してプレーしているがまだチームからのオファーが来ていない場合、あくまで趣味の延長でバスケ選手として関わりたい、などだろうか。
② プロ選手
バスケットボール選手として活動して、その対価(報酬・ギャランティー)を得る者。
プロ野球やサッカー選手と同じ条件。いわゆるプロ選手だ。
練習、トレーニング、試合などオンコートはもちろん、チームや地域のための広報活動などのオフコートも、バスケ選手としての立派な仕事だ。
『ここでの「バスケットボール選手としての活動」とは、プレーヤーとして試合に出場し、そのためにトレーニングを行い、付随して広報活動、ファンサービス、社会貢献活動を行うものを指す。』
③ 新人選手
国内リーグに在籍経験がなく、初めてBリーグに登録された選手。
学生卒業でプロ、フリーからプロ、などが考えられる。
海外リーグで登録して活動していた、アマチュア選手としてBリーグ以外のリーグで登録してプレイしていた、も考えられるので、必ずしも若い年齢ではないという認識で合っているのだろうか。
『B1およびB2リーグ戦の1シーズンの出場試合数が当該選手の所属するチームの行った試合の半分以下の場合、当該シーズンの翌シーズンも新人選手として扱う』
学生から登録して、今シーズン出場30試合未満の選手は、来年2017-18シーズンは新人選手という感じだろうか。
新人選手は第三者・素人の視点から見てもわかりやすい。見たことない新しく入ってきた選手だから。
今のところ、大学生でBリーグ入り、くらいのパターンしかないから。
ただ、Bリーグのどの選手がプロ、アマかは判別がつかない。
私が知る限り特に公表されていないし、プロだと思っていたら実はアマ、ということは多々あるかもしれない。その逆はないと思うが。
B1のチームは2名までのアマ選手はOK、B2のチームは5名以上プロ選手がいればOK、確かそういう規約を見た記憶があるので、B2のチームは全員プロ選手かもしれないし、実はプロ選手は5人だけというパターンもあるかもしれない。
この選手はプロなのか、アマなのか、くらいは公表してほしい。それによって選手の見方も変わるから。
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選手の報酬・ギャランティは、規約に明記されている。
いわゆるプロ選手の年俸だ。
下限しか書いていないが、プロの世界なので上限は無限だ。
日本でトップのプロリーグである野球とサッカーにはおそらく追いついていないと思うが、恵まれた才能と努力の上に一部の人しかなれない世界なので、プロが沢山稼げる業界になればいいなと思う。
特にスポーツのプロの年俸は、その選手の価値・評価であるので、自分という人間に高い価値・評価を見出してくれるチームやリーグに行くのが自然の流れなので、高い年俸を提示してチームに引っ張って来るのは悪いことじゃないし、高い年俸を提示されたのでそのチームに行くというのはごく自然なこと。
① B1の最低年俸は300万円、新人選手は上限460万円
② B2の最低年俸は240万円、新人選手は上限460万円
と記載されている。あくまで最低年俸なので繰り返すが上限は無限だ。
もちろん一括支払いじゃなくて、契約月に分けての支払だと思う。会社員の年俸と一緒。
これに加えてインセンティブ(歩合給)。
① 出場給 ~5万円/試合
② 勝利給 ~8万円/試合
上限しかかかれていないので、チームによっては0円の場合だってあるかもしれない。
出場給のプレイタイムは記載されていない。
ロスターに入れば試合に出なくとも出場扱いなのか、コートに出れば出場扱いなのか、〇分以上コートに出れば出場扱いなのかはわからない。
それに対して、勝利給はわかりやすい。勝てばいいから。サッカーと違ってバスケには引き分けはないから。
選手の立場にたってみれば、出場給も勝利給も上限いっぱいまで出してくれるチームが望ましい。
ただしそういうチームはトップチームの一部だと思う。
トップチームの一部に入ったとしても、そういう強いチームの中で出場できるかはわからない。
長い目で考えれば、試合には出れないが待遇がいいチームよりは、試合に出れるチームに入った方が選手としてのやりがいや楽しさも大きいかもしれないから。
自分の1つのプレーで会場がドッと沸く、自分の1つのシュートで何千人の歓声があがる、プロスポーツ選手でしか味わえないやりがいだから。
試合に出場かつ勝利して上限13万円。
多いと感じるか少ないと感じるか、どちらだろうか。
選手は勝つためにプレイしてほしいので、勝利給の上限をもっと高くしてみてはどうだろう。
たとえば出場給を0円、勝利給が1億円なら、チームや選手は勝つために必死になる。自分のスタッツなんかもうどうでもいい。チームが勝てばいい。点差が開いても勝ちを目指す理由としては十分。チームが勝ちたいし勝てばうれしい。
観客も、チームが一丸となって必死に勝ちを目指している姿を見て一緒に勝ちを目指して楽しめる。
反対に、出場給を1億円、勝利給は0円にした場合は、選手としては何が何でも試合に出てプレイしたい。
試合の勝ち負けはどうでもいいので、とにかく自分は出場したいとなる。チームの勝ち負けは二の次だ。
こっちのパターンはまずい。
観客は基本、勝ちを見に来ているので、選手の出場すれば満足の気持ちが見えてしまうと熱が冷める。
そう考えると、勝利給を厚くすること前提で、バランスも大切だ。
そんなこんなで規約を読んで、あれこれ勝手に考えてみた次第だ。
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